第1章は「もう一つのSheep島」のお話となります。
イラストを書いてくれる方も募集中です!
第1話 ここはカラフルなアフロ島
これも「とある島」の話。
Grand animal 諸島にあるアフロ島には、シープ島の羊さん達とよく似たSHeep達が住んでいました。
アフロ島に住むシープ達は、シープ島に住む陽気な羊さんと同じく、パーティー好き。
パーティ好きの点に変わりはないのですが、、
でもしかし、よく見ると違うところがあります。
違うところの特徴は、髪の毛にありました。
そうなのです。アフロ島に住む羊さん(仮称:カラフルシープ)には、髪の毛の色に特色がありました。
- 金髪のシープがいたり(金髪シープと言います)、
- アフロヘアーのシープがいたり(アフロシープと言います)、
シープ島に住んでいる羊さんと比べると、髪の毛がカラフルという特徴があるのです。
えっ、アフロ島のシープの特徴はそれだけかって??
いえいえ、他にも保有している能力などについて特徴はあるのですが、
カラフルなアフロ島に住むシープ達は、自分達がどんな能力を持っているのか、まだ知りません。
第2話 金髪シープとアフロシープ
アフロ島に住むシープ達の割合は、金髪シープが8割で、アフロシープは2割。
大まかに分類してしまえば、
- 金髪シープは運動が得意でアクティブな性格を持ち、
- アフロシープは勉強好きの性格である。
そんな性格の違いもあったのです。
アフロシープの中には、名物シープとして、
おっちょこちょいだけで、とりわけ勉強好きで本ばかり読んでいる「もじゃもじゃ博士」の姿も見受けられました。
もじゃもじゃ博士は歴史好きで、遺跡を発掘したりするのがとても好きです。
第3話 もじゃもじゃ博士の発見
ある日、
もじゃもじゃ博士は、子供の子もじゃ君(仮称)と一緒に、昔のお城跡の発掘作業をしておりました。
もじゃもじゃ親子が、城址の土を掘り起こしていく中で、
子モジャくんは、あるものを発見します。
それは木箱でした。
木箱は腐っており、鍵はついていません。
木箱を開けると、中には古い本が一冊入っていたのです。
ボロボロなその古い本の表題には「知恵の泉(仮称)」という文字が見えます。
なんだか、重大なことが書いてありそうな本です。
もじゃもじゃ博士も、子モジャくんも、何が書いてあるのか興味津々になります。
第4話 知恵の泉
どうやら、
知恵の泉は、何百年も前に書かれた本のようであり、書かれている文字もアフロ島で現在使われている文字とは異なるのです。
普通のシープであれば、そんな古代文字を読むことはできません。
でも、
もじゃもじゃ博士は、その古代文字に見覚えがありました。古代○○時代に使われていた◇文字であることに気づきます。
もじゃもじゃ博士は、◇文字を少し齧ったことががあったので、本を読み、調べながら古代本「知恵の泉」の解読を試みます。
島のシープ達も、もじゃもじゃ博士が大発見したことを聞きつけて、もじゃもじゃ博士の家に駆けつけますが、
博士は研究部屋に篭りきりで、村人の相手をしている暇がありません。
村人の対応はコモジャ君に任せて、
もじゃもじゃ博士は1週間、自分の研究部屋にこもって、知恵の本の解読を続けました。
第5話 明かされた真実
1週間後、もじゃもじゃ博士は、信頼している教会の牧師のうちを訪れました。
もじゃもじゃ博士は、知恵の本に書いてあることを解読したのですが、
それはとてもショッキングな内容が書いてあったのです。
だから、まずは牧師シープに打ち明けてみようと思いました。
教会につくと、
もじゃもじゃ博士は、いつも大事なものを隠している、自分の(アフロ頭の中?、洋服の中?)から知恵の本をおもむろに取り出して、
牧師シープに、知恵の本に書いていある内容を語り始めました。
もじゃもじゃ博士の語るところによると
「金髪シープと、アフロシープには隠された能力がある」
「その昔、ウルフ達はシープ達と大戦争をしたことがある」
そんなことが知恵の本に書かれているというのです。
牧師シープも、そんな話を突然聞いて驚いていますが、しかし、もじゃもじゃ博士は構わずに話を続けます。
「ウルフ達との大戦争の結果、シープ達は二つの集団に別れて逃げた」
「だからアフロ島以外にも、シープ達が住む島が存在している。」
「シープランドという羊の安住の地が実在する」
牧師シープは、息を呑みながら、もじゃもじゃ博士の話に聞き入れいます。
「シープランドに辿り着くには、3つのアイテムが必要だ」
「一つは、巻物、二つ目は知恵の泉、三つ目は水晶」
どうやら、巻物に書いてある内容と、知恵の泉に書いている内容を二つ合わせて読むことで、シープランドの場所を特定できるようなのです。
でも、水晶がどのような役割を担うのかについては、まだ解読することができていません。
第6話 不思議な水晶
牧師シープは、凄い話を聞いて、興奮しています。
でも、それだけでは話は終わらなかったのです。
なぜなら、
もじゃもじゃ博士は、もう一つ重大な発見をしていました。
知恵の泉の本を見つけた木箱の中には、
実は「半分に割れた水晶」も入っていたのです。
もじゃもじゃ博士も、発見した時にはそれほど片割れの水晶に気を留めなかったのですが、
ある程度「知恵の泉」を解読したのちに、その水晶を見ると、なんだか重要なもののように思えてきたのです。
水晶は片割れです。
もう半分の水晶は一体どこにあるのでしょうか?
もじゃもじゃ博士と牧師シープが水晶を眺めていると、
突如、水晶が映像を映し出しました。
その映像には、
自分達と似ているけれど、髪の毛の色だけが違うシープ達が、大勢逃げ回っている姿が映し出されています。
どうやら、夜中にウルフ軍団の猛攻撃を受けて、逃げ回っているようなのです。
怪我をしているシープもおり、また子供や赤ちゃんシープの姿も見受けられます。
爆音と悲鳴の音の余韻を残しながら、
その映像は終了しました。
どうやら、アフロ島以外に住んでいるシープ達が危険に直面しているようなのです。
もじゃもじゃ博士と牧師シープは動揺します。
・・・・・
〜ストーリーテラー部〜